液相特性に及ぼすマグネシウム粉末の軽量化の影響

液相特性に及ぼすマグネシウム粉末の軽量化の影響

一クリンカ液相量

クリンカ液相量が少なすぎて粒ができにくく、緻密になりやすい大きなクリンカが多すぎる。液相量は液相中に含まれるAl 2 O 3、Fe 2 O 3、K 2 O、Na 2 O、MgO含有量と関係がある。MgOの係数が向上したことは、MgOが液相量に大きな影響を与え、Fe 2 O 3の係数に近いことを示している。液相量が25%〜28%の場合、ペレット化にZも有利である。

にえきそうひょうめんちょうりょく

液相表面張力は液相の重要な性質であり、結粒と直接の関係があり、液相表面張力は結粒しやすく、クリンカ粒子の大きさは液相表面張力と良好な線形関係を呈している。

液相の表面張力は元素外層電子の負電気性と関係があり、一部の元素、例えばK、Cl、Sの表面張力値は低く、結粒に不利である、一方、Mg、Alなどの元素は表面張力値が高く、ペレット化に有利である。

さんえきそうねんど

異なる成分のクリンカの液相粘度値は異なり、一般的に液相粘度値は減少し、CaOとC 2 Sが液相内で拡散してC 3 Sを生成するのに有利であり、粒も結合しやすく、液相粘度は温度と関係があり、温度上昇に伴って低下する。

いくつかの元素が共存する液相粘度値は、単元素の液相粘度値の重畳ではない。